朱泥急須の鋳込み成形【製造工程】

 
宇幸窯では急須や湯呑みを『泥漿鋳込み成形』と呼ぶ方法で成形しています。
泥漿鋳込み成形』とは、泥漿(でいしょう)を石膏型に流し込んで成形する方法です。

泥漿とは何かと言いますと、粘土に長石、水、珪酸ソーダ等をまぜた液状の粘土の事を言い、
これに弁柄(酸化鉄)が混ざった朱色の原料を常滑焼業界では朱泥ノタと呼んでいます。
以後、泥漿の事を朱泥ノタと呼んで説明します。

1.攪拌機で朱泥ノタをかき混ぜてドロドロの液状にします。



泥漿鋳込み成形はさらに排泥鋳込み成形圧力鋳込み成形に大きく分けられます。
 
今回は排泥鋳込み成形で急須の胴体を成形する方法を紹介します。

2.液状の朱泥ノタを急須胴体用の石膏型に流し込みます。



 
朱泥ノタは石膏型に水分を吸収され、石膏型との接地面から徐々に固まっていきます。

3.約20分経過したら石膏型を逆さまにして、まだ液状の朱泥ノタを排出します。(排泥)



 
さらに時間を置いて石膏型に張り付いた朱泥ノタが固くなるのを待ちます。

4.石膏型を分割すると・・・



 
5.内側に張り付いていた朱泥ノタが急須胴体の形になった生地が出来上がります。



 
6.この状態ではまだ柔らかいので、さらにゆっくりと乾燥させます。

急須の手と口部分も胴体と同じように排泥鋳込みによって成形します。

蓋については圧力鋳込みという方法でで成形しますが、またの機会に紹介したいと思います。


常滑りんくうビーチ


季節はずれですけど、セントレア(中部国際空港)を見渡せる常滑りんくうビーチを紹介します
人工海浜としては東海地区最大級らしいです
昨日は北風ピュ−ピュ−で滅茶苦茶寒かったです (砂浜には他に誰もいません・・・)


 
駐車場への入り口です
通常は無料ですが、海水浴シーズンは有料となります


 
りんくうビーチに隣接していて約200台駐車できます
飛行機を見ながらリフレッシュしている人がいましたよ


 
シーズン中は海水浴客とBBQ客で賑わいます
みなさんマナーを守って楽しみましょうね


トイレ、シャワー、更衣室もあります
シーズン中にはとこなめ屋台倶楽部が設営されるので食事もOKです

セントレアラインりんくうインターチェンジを降りてすぐのところです
オフシーズンでも、それなりに雰囲気のある場所ですよ


常滑やきもの散歩道のうなぎ屋さん

常滑やきもの散歩道の途中に、「うなぎの中村屋」というお店を友人が出しています。


うなぎの中村屋

うなぎの中村屋

うなぎの中村屋

うなぎの中村屋

 
陶管工場の一角を改造したこじんまりとしたお店です。
地元のテレビ番組(板東英二さん出演)に紹介されました。


こだわりの焼き方で鰻の余分な油を落としています。
注文を聞いてから捌いて焼くので出来上がりに20分から30分くらいかかるのですが、
その間に散歩道をちょっと散策してくれば良いと思いますよ。



うな丼まぶしです。
余分な油を落とした鰻と地元の材料を使った、こだわりの特製タレでさっぱりと食べられます。


締めはやっぱりうな茶漬ですね。


「うなぎまぶしロール」をテイクアウトして、散歩道を食べ歩くのも良いですよ。


急須剥ぎ出し技法【製造工程】

 
急須を還元焼成した後の剥ぎ出し技法について紹介します。

還元焼成で黒燻しされた急須の表面をグラインダーで剥ぎ出して内部の朱泥色を出す作業をしています。



     剥ぎ出し前                剥ぎ出し後




    完了!!



 
茶漉し網帯茶漉し)を取り付けたら急須の完成です。


いちじく畑とセントレア


常滑では「いちじく」畑をよく見かけます。
愛知県はいちじくの生産量が全国1位だそうで、常滑は県内でも有数の産地らしいです。



出荷時期は路地物で8月から10月が最盛期らしいのですが、11月でもこのようなおいしそうな実(花?)がなっていました。


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