メディア掲載
常滑焼の話し
IH土鍋キャセラムの性能
土鍋の保温性が良いのは、素地の熱伝導率が低いからです。
ガスコンロは炎が鍋の底部から側面に包み込むように加熱しますが、IH調理器では鍋の裏底を発熱させる仕組みなので、鍋底の熱伝導率の低さが加熱効率の妨げとなります。
IH土鍋キャセラムはIH調理器専用に開発しましたので、高い性能を発揮します。
鍋底を波状加工してありますので、調理中の食材が張り付きにくく、焦げ付きにくいです。
鍋の内壁上面が内側にカーブして、ふきこぼれにくい形状になっています。
一般的なIH対応土鍋の底の厚みは4〜6mmですが、キャセラムは3mmに仕上げました。
そして、素地の熱伝導性が高いので、鍋底の発熱体の熱を効率良く内側に伝えます。
加熱性能の違いは、卓上IH調理器で特に差が出ます。
鍋の裏底に銀を均一に塗って焼き付けた後で、銀膜上を釉薬コートで保護してあります。
その結果、一般的な銀転写シート方式にくらべ銀膜が厚く、強度と加熱性能が優れています。
一般的なIH対応土鍋では、調理中に鍋の裏底が非常に高温になります。 キャセラムでは鍋底の厚みを薄くする事と発熱体の銀を均一に塗る事で鍋の裏底の過剰な発熱を抑えています。 IH調理器に優しいIH土鍋キャセラムです!
常滑焼の話し
IH土鍋キャセラム発売
常滑のイベント等
第56回とこなめ焼振興展
気ままな日記
セラミックアート
子供がお世話になっている半田市立板山小学校では、親子学級という行事があります。
PTAで選択性の親子講座を用意して、それを父の日の授業参観の後に親子で受講してもらいます。
昨年度は「陶芸教室」が講座に用意されましたが、粘土を成型したところで終了になるので、その後で関係者が乾燥や焼成をしたりして大変だったようです。
そこで今回の親子学級では「セラミックアート」と題した講座を提案して、講師を担当させていただきました。
転写紙(釉薬素材の紙状のシート)を下絵に合わせて切り、それをタイルや湯呑み等に水で貼り付けてから、焼成するという陶芸風の講座です。
焼物の世界では上絵転写と呼ばれる技法で、本来は800度以上で焼成する事が多いのですが、今回はオーブンレンジ等で200度で焼成できる特殊低温転写紙を使いました。
時間制約(焼成と冷まし時間が必要)があるので、焼成できなかった親子さんがいて申し訳なかったのですが、次回は全員が焼成できるように工夫したいと思います。
出来上がった製品は飾っても良いですし、マグカップに転写すれば自分だけのオリジナルマグカップが出来上がります。
材料は「美濃粘土オンラインショップ」さんで調達しました。
皆さんも家庭で手軽に出来る陶芸体験をされてみてはいかがですか?
「陶芸風」ですが、少しでも焼物の世界に興味を持ってもらえたら嬉しいです。