焼成が終わると最後の工程となる蓋すりと帯茶漉し網の取り付けです。
みなさまにとって使い勝手の良い急須となるよう、心をこめて仕上げていきます。

蓋すり


蓋すり作業

この蓋すりが常滑焼の機密性の秘密


常滑焼の急須は蓋と胴の気密性が良いことで有名です。
このように急須の蓋と胴の間に磨き粉をつけて1個ずつ丁寧に摺り合わせます。
この作業があるから、常滑焼の急須ではお茶をおいしく淹れることができるのです。


店長の
こぼれ話

急須ひとつひとつの胴と蓋は必ずセットになっているので、お店に陳列してある常滑焼の急須の蓋を別の急須の蓋に乗せると、微妙に合わなくなってしまいます。気をつけてくださいね。


帯茶漉し網取り付け


宇幸窯が開発した「帯茶漉し網」を取り付けて完成です。
急須の側面全体に張りめぐらせた帯茶漉し網で、茶葉全体にお湯が行き渡ります。お茶の持つ本来の旨みを十分引き出し、一番おいしい最後の一滴のお茶まで楽しむことができます。
長年の使用により、汚れが気になったり万一ガタつきが出るようなことがあれば、交換サービスも行っております。


帯茶漉し網の取り付け

一つ一つ手作業で取り付けます

帯茶漉し網の取り付け(完了)

宇幸窯の「帯茶漉し網急須」完成です

急須と湯呑みのセット組



様々な工程を経て完成した急須と湯呑み……
一つずつ検品しながら急須セット箱に収めます。


完成


完成した急須

1原料づくり(製土作業)宇幸窯では、よりよい製品のために急須の原料となる泥漿から自社で製造しています。
他の常滑焼窯元からも高く評価されている原料の製造工程をご紹介します。2泥漿鋳込み宇幸窯では急須や湯呑みを「泥漿鋳込み成形」で成形しています。
ここでは、排泥鋳込み成形で急須の胴体を成形する方法をご紹介します。3仕上げと手口の取り付け急須胴体の形になった生地は、ロクロの上で仕上げられ手口をつけて、焼成へと進みます。この工程まで来ると、みなさんがイメージされる急須の形がほぼできあがります。 4焼成乾燥が終わるといよいよ焼成です。1100度を超える高温で半日以上の時間をかけて焼き上げます。現在では電気の力で焼く窯を使って焼き上げる窯元もたくさんあり、宇幸窯でもこの電気焼成炉を使っています。5蓋すりと帯茶漉し網の取付焼成が終わると最後の工程となる蓋すりと帯茶漉し網の取り付けです。
みなさまにとって使い勝手の良い急須となるよう、心をこめて仕上げていきます。

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