第60回常滑焼まつり ~60年の感謝を込めて~


第60回 常滑焼まつり
令和8年10月3日(土)・4(日)開催!

■会 期
 
  令和8年10月3日(土) 9〜20時 [18:00〜18:45 常滑市民花火大会開催]
  令和8年10月4日(日) 9〜16時
 
■会 場
 
  ボートレースとこなめ会場、やきもの散歩道会場、セラモール会場
 
■主 催
 
  常滑焼まつり協賛会
  https://tokonameyakimatsuri.jp/


創業50年


半田商工会議所様から“創業50年”のお祝いを頂きました。
「顕彰状」と「益々繁盛の日本酒(二升五合を“升升半升”→“益々繁盛”と読み替えるみたいです)」で初めて見る二升五合瓶の大きさにとにかく驚きました。
昭和49年創業なので今年で創業50年だそうです。
両親が創業したとき私はまだ小学生だったので創業年ははっきりと覚えていませんでしたが、この頃から常滑焼の急須や湯呑を製造していたことは記憶にあります。
お祝いを頂いて初めて今年が創業50年の節目になる年だと気付かされて、何か感慨深い気持ちになりました。
両親から受け継いだこの窯元をこれからも守り続けていこうと気持ちを新たに引き締めた次第です。
最後に半田商工会議所様へ
この度は素敵なお祝いを頂きまして本当にありがとうございました。


お母様の形見の急須

 先日、急須の帯茶漉し網交換サービスについてのお問い合わせがありました。

 ※「帯茶漉し網交換サービス」とは宇幸窯の急須をお使いの方で網が外れたり汚れてしまった急須の帯茶漉し網を無償で交換するサービスです。詳しくは「帯茶漉し網の交換サービス」をご覧ください。

 お客様の急須の底には「宇幸」の刻印が有るそうなので、宇幸窯の急須に間違いないです。どのタイプの急須かは分かりませんが、もちろんお受けする旨を伝えました。
 そして急須の入手経路に興味があったので「当店のサイトでお買い求めになられたのですか?」とお聞きしたら「母の形見の急須なんです...」と
 今まで何度か帯茶漉し網交換サービスをさせていただきましたが、このような要件での網交換は初めてでしたので、お客様の思いにとても感銘を受けました。


 翌日にお客様の急須が届いたので「どんな急須なんだろう?」と、ドキドキしながら梱包を開封しました。
 なぜドキドキするのかと言いますと次のような思いがあるからです。

・いつ頃(最近から三十数年前)製造したどのタイプの急須なんだろう?
・お客様はどんな風に急須を使われてきたのだろう?

 どちらにも共通する思いは、里帰りする子どもを迎える気分になるからです。

 そして包みの中から現れた急須を見てびっくり! それは宇幸窯で20年以上前に製造した急須だったからです。
 それは朱泥生地の表面に水色の釉薬を掛けて焼成した急須で、現在宇幸窯では行っていない技法で作られた急須でした。
 年数が経過しているはずなのに表面には釉薬の光沢が残り、急須の中も手入れが行き届いていて、とても大切に使われてきたのが一目で分かりました。
 網の状態ですが、若干茶渋がついているのと網の継ぎ目が外れかかっていたので、網を外して急須の内部を洗浄してから新しい帯茶漉し網を取り付けました。


 最後に再生した急須を梱包し、もう一度お客様の元にお返しさせていただきました。

 里帰りした子どもをもう一度送り出す思いと、お客様には「お母様の形見の急須として今後も末永く使っていただけたら嬉しいな」という思いの混じった感慨深いお仕事をさせていただきました。


常滑焼珈琲急須


常滑焼の急須で珈琲を淹れられるように、ポット型の急須に100メッシュの微細なステンレスフィルターのカップ網をプラスしました。
急須でお茶を淹れる感覚で、ひと味違ったまろやかな珈琲を手軽に淹れられます。


珈琲の淹れ方
①カップ網に粗挽きか中挽きの珈琲粉(約10g)を入れる
②お湯を少し回しかけて1分ほど蒸らす
③適量のお湯を足して1~2分待つ
④カップに注ぐ
これだけでまろやかな珈琲がお楽しみいただけます。
小ぶりな急須なので、一人か二人用の珈琲を淹れるのに丁度よいサイズです。

※日本茶用の急須には40メッシュのカップ網が使われることが多いですが、この珈琲急須には120メッシュのとても細かなカップ網を加えました。
※急須とフィルターの洗浄はとても簡単です。
※珈琲と日本茶の香りの混在が気になる場合は併用を控えてください。


珈琲用と日本茶用のWカップ網!


カラー:茶
宇幸窯直販サイト販売ページ>>


カラー:黒
宇幸窯直販サイト販売ページ>>


サイズ胴径10.5×幅16.5×高さ8cm
容 量17号/320cc
茶漉し珈琲用:100メッシュカップ網
日本茶: 40メッシュカップ網
特 徴朱泥酸化焼成後に還元焼成
産 地地域団体商標「常滑焼」(08-1007号)
箱仕様宇幸窯化粧箱

粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)に行ってきました

 今年初めての富士山を拝みたくなり、静岡県掛川市にある「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)」に行ってきました。


かっぽしテラス前の虎

かっぽしテラス前の虎


 テラスの前では今年の干支の大きな寅が出迎えてくれました。この寅は世界農業遺産に認定されている茶草場農法(※1)の草で作られているそうです。
 テラスは粟ヶ岳(標高532m)の山頂にあり、最後の4㎞ほどは幅が狭くて急な坂道が続きます。対向車とすれ違う時には、車を端に寄せたりバックしたりと大変でした。
※健脚な方は麓の「東山いっぷく処」にある駐車場から歩いて登る(1時間程度)のがお勧めだそうです。

(※1)茶草場農法とは
 茶畑の畝間に茶草を細かく刻んで敷く伝統的農法です。茶畑の周辺にススキやササを主とする茶草場があり、晩秋に刈り取った茶草を束ねて干してある状態が“かっぽし”と呼ばれます。
 冬は保温効果、夏は蒸散作用や防草効果もあり、その腐植土が肥料を蓄えた良い土となって、茶の味や香りが良くなるそうです。
※平成25年に世界農業遺産に認定されました。


かっぽしテラス1階からの眺め

かっぽしテラス1階からの眺め

 テラスは2階建てになっていて、1階にはテラスとお茶カフェとトイレが2階には各種テラスがあります。
 天気が良かったので北東方向に富士山がくっきりと、そして眼下には掛川の茶畑が広がり、南東方向には遠州灘が一望できました。


眼下に広がる茶畑

眼下に広がる茶畑


お茶カフェ

お茶カフェ

 小腹が空いたのでカフェで景色を堪能しながら、おでんをいただきました。茶草場農法で作られた掛川東山茶(※2)のセットもお勧めですよ。
(※2)掛川東山茶
 お茶の本場・静岡でも屈指の茶産地である掛川は、茶栽培に良い条件が揃った地です。
 掛川茶の主流は深蒸し茶で、普通煎茶よりも蒸し時間を2~3倍長くして、じっくりと蒸すことで、甘味やコクが増し、香り豊かなおいしいお茶に仕上がります。
 また、茶葉が細かく粉が多いため、カテキン・テアニン・ビタミンC・食物繊維・ミネラルなどの成分が豊富に含まれています。


かっぽしテラス2階からの眺め

かっぽしテラス2階からの眺め


かっぽしテラス周辺マップ

かっぽしテラス周辺マップ

 「かっぽしテラス」の下方には巨大な「茶」文字(※3)があり、それが良く見えるビューポイントが①②③とあるそうなので、帰り道は「茶文字」をチェックしながらとなりました。

(※3)掛川のシンボル「茶」文字
 掛川市の粟ヶ岳に描かれた「茶」文字は縦横約130mメートルあり、お茶の木ではなくて檜を植樹して描かれています。
 高台にあって巨大なので、新幹線や東名高速道からも見えるそうです。


 「茶」文字に最も近いビューポイント③からの眺めです。
「茶」の文字の真上に先ほどの「かっぽしテラス」があります。


 山を下って「茶」文字が遠方の横方向から見えます。
相当離れたのですが、まだはっきりと見えます。


茶畑

茶畑

 永遠と広がる茶畑です。緑の茶畑の間にある白っぽい草の箇所が茶草場だと思われます。
 麓に向かう道の途中には“掛川東山の深蒸し茶”の製茶工場が何件かありました、新茶の時期が待ち遠しいですね。


 最後に「道の駅掛川」に立ち寄って、お茶を使ったスイーツをお土産に。
 今日はお茶の産地を訪れて富士山を含む最高の絶景を楽しめました。


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