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粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)に行ってきました

 今年初めての富士山を拝みたくなり、静岡県掛川市にある「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)」に行ってきました。


かっぽしテラス前の虎

かっぽしテラス前の虎


 テラスの前では今年の干支の大きな寅が出迎えてくれました。この寅は世界農業遺産に認定されている茶草場農法(※1)の草で作られているそうです。
 テラスは粟ヶ岳(標高532m)の山頂にあり、最後の4㎞ほどは幅が狭くて急な坂道が続きます。対向車とすれ違う時には、車を端に寄せたりバックしたりと大変でした。
※健脚な方は麓の「東山いっぷく処」にある駐車場から歩いて登る(1時間程度)のがお勧めだそうです。

(※1)茶草場農法とは
 茶畑の畝間に茶草を細かく刻んで敷く伝統的農法です。茶畑の周辺にススキやササを主とする茶草場があり、晩秋に刈り取った茶草を束ねて干してある状態が“かっぽし”と呼ばれます。
 冬は保温効果、夏は蒸散作用や防草効果もあり、その腐植土が肥料を蓄えた良い土となって、茶の味や香りが良くなるそうです。
※平成25年に世界農業遺産に認定されました。


かっぽしテラス1階からの眺め

かっぽしテラス1階からの眺め

 テラスは2階建てになっていて、1階にはテラスとお茶カフェとトイレが2階には各種テラスがあります。
 天気が良かったので北東方向に富士山がくっきりと、そして眼下には掛川の茶畑が広がり、南東方向には遠州灘が一望できました。


眼下に広がる茶畑

眼下に広がる茶畑


お茶カフェ

お茶カフェ

 小腹が空いたのでカフェで景色を堪能しながら、おでんをいただきました。茶草場農法で作られた掛川東山茶(※2)のセットもお勧めですよ。
(※2)掛川東山茶
 お茶の本場・静岡でも屈指の茶産地である掛川は、茶栽培に良い条件が揃った地です。
 掛川茶の主流は深蒸し茶で、普通煎茶よりも蒸し時間を2~3倍長くして、じっくりと蒸すことで、甘味やコクが増し、香り豊かなおいしいお茶に仕上がります。
 また、茶葉が細かく粉が多いため、カテキン・テアニン・ビタミンC・食物繊維・ミネラルなどの成分が豊富に含まれています。


かっぽしテラス2階からの眺め

かっぽしテラス2階からの眺め


かっぽしテラス周辺マップ

かっぽしテラス周辺マップ

 「かっぽしテラス」の下方には巨大な「茶」文字(※3)があり、それが良く見えるビューポイントが①②③とあるそうなので、帰り道は「茶文字」をチェックしながらとなりました。

(※3)掛川のシンボル「茶」文字
 掛川市の粟ヶ岳に描かれた「茶」文字は縦横約130mメートルあり、お茶の木ではなくて檜を植樹して描かれています。
 高台にあって巨大なので、新幹線や東名高速道からも見えるそうです。


 「茶」文字に最も近いビューポイント③からの眺めです。
「茶」の文字の真上に先ほどの「かっぽしテラス」があります。


 山を下って「茶」文字が遠方の横方向から見えます。
相当離れたのですが、まだはっきりと見えます。


茶畑

茶畑

 永遠と広がる茶畑です。緑の茶畑の間にある白っぽい草の箇所が茶草場だと思われます。
 麓に向かう道の途中には“掛川東山の深蒸し茶”の製茶工場が何件かありました、新茶の時期が待ち遠しいですね。


 最後に「道の駅掛川」に立ち寄って、お茶を使ったスイーツをお土産に。
 今日はお茶の産地を訪れて富士山を含む最高の絶景を楽しめました。


NHKおはよう日本「まちかど情報室」で放送されました

 NHKニュース おはよう日本「まちかど情報室」で水本陶苑宇幸窯の「二口急須」が紹介されました。

「まちかど情報室」は暮らしに役立つ商品やサービスを紹介しているコーナーで、
今回は「お茶 楽しく味わおう」と言うテーマでした。
そして、お茶の濃さを均等に入れられる急須として「二口急須 朱泥京形」が紹介されました。

NHKニュース おはよう日本「まちかど情報室」

放送日:2019年5月14日(火) 午前7時35分頃~
再放送:2019年5月15日(水) 午前5時45分頃~
番組HP:https://www.nhk.or.jp/ohayou/machikado/20190514.html



 撮影前の打ち合わせをしているところです。
 お茶の実演風景の場所と出演には、ご近所で「ゆるりがもり」を運営されている松本様に多大なるご協力をいただきました。誠にありがとうございました。


ちょっと変わった「変わり急須」のご紹介②


いきなり衝撃的な急須の登場ですが...。
注ぎ口が二つあるとても変わった「二口急須」です!


 
 二つの湯呑に均等な濃さでお茶を注ぐには「まわしつぎ」と言って交互にお茶を少しづつ注ぐと良いのですが、この急須なら二つの湯呑に同時に均等な濃さでお茶を注ぐ事ができます。


 
 注ぎ口が二つある特殊な形状の急須ですが、宇幸窯の「帯茶こし」がきちんと取り付いていますので実用可能な「二口急須」です!


 
 とは言うものの二つの湯呑に均等な量で注ぐには高度な技術を要すると思いますが……。
 
 能書きをいろいろとたれましたが半分ジョークの変わり急須です。

 左手急須でもそうなのですがこの「二口急須」はさらに製造コストがかかるので、大変割高になっています。それでも興味のある方は「宇幸窯直営通販」にて扱っておりますので、よろしかったらご覧ください。


 2018/10/4 新着情報
 テレビ東京様から「二口急須」の画像を番組で使用したいと電話がありましたので、「ご自由にお使い下さい」と快諾しました。

【「テレビ東京「巷(チマタ)の噺」2018年10月9日(火)深夜0時12分放送】
 笑福亭鶴瓶さんとゲストがよもやま話を展開する番組で、ゲストの林家木久扇さんの話の中でイメージ画像に使われるそうです。

 どんな感じに映るのか楽しみです!


ちょっと変わった「変わり急須」のご紹介①

 
まずはこちらの急須をご覧ください。


 
 
普段見慣れた急須とは何となく雰囲気が違うのがお分かりでしょうか?


 
 いつも急須を使っている方はすぐに分かると思いますが、急須の注ぎ口と持ち手の位置関係が通常のとは正反対になっています。
 普段見慣れている急須は右手で扱いやすい構造になっているので、左利きの方が左手で急須を持って湯呑にお茶を注ごうとすると、とても注ぎにくいのです。

 そこで作ってみたのがこの左利きの方用の左手急須です。

 「手と口の位置を逆にしただけじゃないか!」と言われればそうなのですが、作り手側からするととても作りにくい急須なのです。
 急須に限らず物作りを生業とされている方には理解いただけると思いますが、作り手には急須の注ぎ口と持ち手の位置が頭の中に自然と入っているので左手急須を作ろうとすると作業がぎこちなくなって生産効率が悪くなります。



 上の画像は急須の焼成が終わって窯の上蓋を上げたところですが、急須の手と口が互いにぶつからないように交互に並べて積んであります。
 ここに左手急須が加わると配列が狂って、窯に効率よく商品を詰める事が難しくなります。
 
 そんなこんなで左手急須は少々割高になってしまうのですが、「宇幸窯直営通販」にて扱っております。よろしかったらご覧になってください。


急須の注ぎ口のキャップは外した方が良い?


急須の注ぎ口についているビニールキャップは「不要です」……
と三重県の茶販売店様が、急須口のキャップについて「外してください」と呼びかけたことが、インターネット上で大きな反響を呼んでいます。

宇幸窯の「よくあるご質問」にも記載していますが、製造元としましてはこのキャップは輸送時や販売陳列時に口先が欠けるのを防止するために取り付けています。

そして、宇幸窯の口先キャップは食品安全性をクリアしたシリコン樹脂製ですので、使用時に口先が欠けるのを防止したい方はそのまま使われても問題ありません。

ただし、急須とキャップの隙間に茶渋等が蓄積する事がありますので、定期的に清掃する事をお勧めします。

ちなみに、本日ですが「J-CASTニュース」様からの電話取材にお答えした記事が掲載されていますので、よろしかったらご覧ください。

いずれにしても「急須で淹れる日本茶」に関する話題でこれほど盛り上がってくれるのは嬉しい限りです。


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