常滑焼珈琲急須


常滑焼の急須で珈琲を淹れられるように、ポット型の急須に120メッシュの微細なステンレスフィルターのカップ網をプラスしました。
急須でお茶を淹れる感覚で、ひと味違ったまろやかな珈琲を手軽に淹れられます。


珈琲の淹れ方
①カップ網に粗挽きか中挽きの珈琲粉(約10g)を入れる
②お湯を少し回しかけて1分ほど蒸らす
③適量のお湯を足して1~2分待つ
④カップに注ぐ
これだけでまろやかな珈琲がお楽しみいただけます。
小ぶりな急須なので、一人か二人用の珈琲を淹れるのに丁度よいサイズです。

※日本茶用の急須には40メッシュのカップ網が使われることが多いですが、この珈琲急須には120メッシュのとても細かなカップ網を加えました。
※急須とフィルターの洗浄はとても簡単です。
※珈琲と日本茶の香りの混在が気になる場合は併用を控えてください。



珈琲用と日本茶用のWカップ網!


カラー:茶
宇幸窯直販サイト販売ページ>>


カラー:黒
宇幸窯直販サイト販売ページ>>


サイズ胴径10.5×幅16.5×高さ8cm
容 量17号/320cc
茶漉し珈琲用:120メッシュカップ網
日本茶: 40メッシュカップ網
特 徴朱泥酸化焼成後に還元焼成
産 地地域団体商標「常滑焼」(08-1007号)
箱仕様宇幸窯化粧箱

粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)に行ってきました

 今年初めての富士山を拝みたくなり、静岡県掛川市にある「粟ヶ岳世界農業遺産茶草場テラス(愛称:かっぽしテラス)」に行ってきました。


かっぽしテラス前の虎

かっぽしテラス前の虎


 テラスの前では今年の干支の大きな寅が出迎えてくれました。この寅は世界農業遺産に認定されている茶草場農法(※1)の草で作られているそうです。
 テラスは粟ヶ岳(標高532m)の山頂にあり、最後の4㎞ほどは幅が狭くて急な坂道が続きます。対向車とすれ違う時には、車を端に寄せたりバックしたりと大変でした。
※健脚な方は麓の「東山いっぷく処」にある駐車場から歩いて登る(1時間程度)のがお勧めだそうです。

(※1)茶草場農法とは
 茶畑の畝間に茶草を細かく刻んで敷く伝統的農法です。茶畑の周辺にススキやササを主とする茶草場があり、晩秋に刈り取った茶草を束ねて干してある状態が“かっぽし”と呼ばれます。
 冬は保温効果、夏は蒸散作用や防草効果もあり、その腐植土が肥料を蓄えた良い土となって、茶の味や香りが良くなるそうです。
※平成25年に世界農業遺産に認定されました。


かっぽしテラス1階からの眺め

かっぽしテラス1階からの眺め

 テラスは2階建てになっていて、1階にはテラスとお茶カフェとトイレが2階には各種テラスがあります。
 天気が良かったので北東方向に富士山がくっきりと、そして眼下には掛川の茶畑が広がり、南東方向には遠州灘が一望できました。


眼下に広がる茶畑

眼下に広がる茶畑


お茶カフェ

お茶カフェ

 小腹が空いたのでカフェで景色を堪能しながら、おでんをいただきました。茶草場農法で作られた掛川東山茶(※2)のセットもお勧めですよ。
(※2)掛川東山茶
 お茶の本場・静岡でも屈指の茶産地である掛川は、茶栽培に良い条件が揃った地です。
 掛川茶の主流は深蒸し茶で、普通煎茶よりも蒸し時間を2~3倍長くして、じっくりと蒸すことで、甘味やコクが増し、香り豊かなおいしいお茶に仕上がります。
 また、茶葉が細かく粉が多いため、カテキン・テアニン・ビタミンC・食物繊維・ミネラルなどの成分が豊富に含まれています。


かっぽしテラス2階からの眺め

かっぽしテラス2階からの眺め


かっぽしテラス周辺マップ

かっぽしテラス周辺マップ

 「かっぽしテラス」の下方には巨大な「茶」文字(※3)があり、それが良く見えるビューポイントが①②③とあるそうなので、帰り道は「茶文字」をチェックしながらとなりました。

(※3)掛川のシンボル「茶」文字
 掛川市の粟ヶ岳に描かれた「茶」文字は縦横約130mメートルあり、お茶の木ではなくて檜を植樹して描かれています。
 高台にあって巨大なので、新幹線や東名高速道からも見えるそうです。


 「茶」文字に最も近いビューポイント③からの眺めです。
「茶」の文字の真上に先ほどの「かっぽしテラス」があります。


 山を下って「茶」文字が遠方の横方向から見えます。
相当離れたのですが、まだはっきりと見えます。


茶畑

茶畑

 永遠と広がる茶畑です。緑の茶畑の間にある白っぽい草の箇所が茶草場だと思われます。
 麓に向かう道の途中には“掛川東山の深蒸し茶”の製茶工場が何件かありました、新茶の時期が待ち遠しいですね。


 最後に「道の駅掛川」に立ち寄って、お茶を使ったスイーツをお土産に。
 今日はお茶の産地を訪れて富士山を含む最高の絶景を楽しめました。


OMOTENASHI Selection 2021 金賞受賞のお知らせ

 日本の優れた商品・サービスを発掘・認定し、国内外に発信するプログラム「OMOTENASHI Selection(おもてなし セレクション)」 2021年度第1期にて、宇幸窯の「黒福形紫襟巻急須二客セット」が最高位の「金賞」を受賞しました。



   



 おもてなしセレクションは、日本の優れた“おもてなし心”あふれる商品・サービスを発掘し、世界に広めることを目的に、2015年に創設されたアワードです。
 民間企業20社以上で運営しており、認定に際しては、日本在住の外国人有識者による現物審査と日本人専門家によるクオリティチェックを実施しています。

 使う人を思いやる心から生まれたこだわりの技、伝統を継承しながらも現代に向けて改良を重ねる創意工夫の活動を「OMOTENASHI」「GLOBAL」の基準で評価。
 「世界に発信したい“日本ならでは”の魅力にあふれている」と認められた対象を、おもてなしセレクション受賞商品・サービスとして認定しています。

おもてなしセレクション公式ウェブサイト2021年度受賞発表>>



 古くから日本人に親しまれてきたお茶とそれを淹れる急須と湯呑みですが、時代の変化と共に状況は変わってきました。
 そのような状況の中、この伝統ある茶器の急須と湯呑みを多くの方に使ってもらいたいという想いで窯元直販サイトを立ち上げました。

 もちろん、使う人を思いやりながらのこだわりの技、伝統を継承しながらも改良を重ねて作り続けてきました。
 そんな当窯の想いを高く評価していただき、受賞につながったと思っています。ありがとうございました。


常滑焼黒福形紫襟巻急須二客セット

常滑焼黒福形紫襟巻急須二客セット

宇幸窯直販サイト販売ページ>>

外国人選定員様から多くのコメントをいただきましたので、一部をご紹介します。

 この商品には、日本を彷彿とさせる繊細な美しさがあると思います。手軽にお茶を入れることができ、色もきれいなのが魅力的です。
(アメリカ)

 朱泥と急須の内側のステンレス網がポイントの素晴らしい急須だと思います。
(香港)

 美しいデザインと色使いだと思います。使用している素材のおかげでお茶の苦味が軽減されるのはとても嬉しいポイントです。
(イタリア)

 長い歴史があり、見た目に可愛らしい急須セットだと思います。細部にまでこだわって作られているのが分かります。和の雰囲気が伝わってきてスタイリッシュなので、贈り物として購入する人も多いと思います。
(イギリス)

 自宅で過ごす時間が増えた今、お茶は日常に欠かせない商品です。この急須セットのような本格的な工芸品は家庭でもとても重宝されると思います。使いやすい茶漉し網も便利で、バランスのとれた味を出すのに役立つと思います。
(フィリピン)

 急須セットはフランス人にも人気があります。この商品は、伝統的なデザインにモダンなテイストをミックスしているためフランス人にも好まれると思いますし、使い方もとても簡単そうです。フランス人にもぴったりな商品だと思います。
(フランス)

 機能性に優れ、豪華で高品質なデザインで、まさに日本の創意工夫を感じさせる商品だと思います。
(サウジアラビア)

お茶の味やお茶を飲む体験の向上に着目し、細部にまでこだわって作られた商品だと思います。
その点で、日本の創意工夫やおもてなしの心が色濃く反映されていると思います。
アクセントになっている紫泥や茶碗に施された白釉薬の筆塗りがとても珍しく、美しい商品だと思います。
(オーストラリア)


新作急須「黒京形薄墨夜桜急須」

黒京形急須に桜模様を下絵転写技法で散りばめました。



下絵転写とは

素焼(注1)素地に下のような転写紙(注2)から絵柄を写し取って加飾する技法で、複数の製品に同じ絵柄を加飾したいときに用います。



転写には下絵転写と上絵転写(注3)がありますが、今回は下絵転写を施します。

(注1)釉薬を掛ける陶磁器を作る場合に、成形した生地を「本焼き」前に、釉薬をかけずに比較的低い温度で軽く焼き固めることです。
(注2)主として和紙に絵柄が絵具または釉薬で印刷されており、水を使って絵柄を陶器に転写します。
(注3)釉薬をかけて本焼成した生地に絵柄の印刷された転写紙を貼り、800℃前後で焼き付ける技法です。

成形して素焼をした京形急須です。


和紙に桜模様が釉薬で印刷された転写紙を必要な大きさに切り取ります。
この印刷面側を生地に転写していきます。



素焼急須の表面を少し湿らせてから転写紙を置きます。



水を含ませたスポンジまたは刷毛で、転写紙の上から軽く叩く様に押し付けて、生地表面が湿っているうちに慎重にはがします。



桜の絵柄が生地に釉薬として転写されました。
この後透明釉を掛けて本焼成します。



本焼成後は朱泥急須ですが、還元焼成を重ねて急須を黒変させます。



黒色急須の胴体に淡い桜を散りばめて、薄墨夜桜を表現しました。
販売ページはこちらです。



注ぎ口側はシンプルな黒です。



今回はこの絵柄のほかに「木の葉」をあしらった急須も製作しました。
これからも色々な絵柄に挑戦したいです。


地元の樽水本宮神社に幟を奉納

 常滑市には「知多本宮山」(標高:86.4m)と言う山があるのですが、その山頂に「樽水本宮神社」が鎮座されています。



 普段はこのようにひっそりとした神社なのですが、元旦に初詣に行くと参拝客や神社関係の人で賑わっていました。
 参拝を終えて境内を散策していると幟奉納の受け付けをしているのを見つけました。
 実は前から気になっていたのですが「樽水本宮神社」の文字の中には「水本」(うちの苗字)の二文字が入っているのです。
 何かの御縁を感じていて、いつかは幟の奉納をしたいなと思っていたので、この機会に幟を奉納させていただき「家内安全」と「商売繁盛」を祈願しました。

奉納した幟を確認したくて後日に訪れると境内の中ほどに見つけました。



「水本」がコラボしています



境内の西には海が見えます



参道石段の上からは伊勢湾や中部国際空港セントレアが一望できる抜群のロケーションです。


神社境内の東には二等三角点があります。



大自然の遊歩道もありますので、帰り道はこちらを歩いて自然にふれあうと心が落ち着きますよ。


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